気軽にオフショアフィッシングしたいですよね。そんな時部屋の収納をそこまで気にすることなく気軽に所有出来るのがゴムボートやインフレータブルカヤックやサップですよね。過去に全部で5艇所有した経験がある僕がそれぞれの特徴を経験談を交えて解説しながらお伝えします。
・収納場所の制約があってインフレータブルボートやカヤックを探しているけど、どれを選ぶべきか悩んでいる。
・なるべく安くオフショアフィッシングを楽しみたいけど安くて比較的信用度の高いものはどれか知りたい。
様々なタイプのインフレータブルボート(カヤック)を購入してきた釣り歴10年以上の僕がオススメする激安ボート・サップ・カヤックを12個ピックアップしてみましたのでぜひ参考にしてみてくださいね。
ゴムボート編
ゴムボートは最も風に弱く、動力を失った場合は本当に大変です。エレキのバッテリーが減ってきてパワーが落ちてきたときに強風が吹きだしたことがあり、出艇場所に戻れなくなるということがありました。エレキモーターで選ぶ場合はケチらずに少し馬力のあるものを選びましょう。
アクアマリーナ CLASSIC クラシック300
アクアマリーナはゴムボートやサップ等のマリン用品を取り扱ってるメーカーの有名どころです。命に係わる道具ですのでなるべく信用度の高いメーカーから買いたいですよね。世界的にもシェアが大きく大手と言えるでしょう。
全長:300cm(9.8′)、全幅:134cm(4’6″)、重量:18.9kg(41.7lbs)、最大搭載人員:4(大人)
ゴムボートは乗ると意外と狭く感じると思います。クーラーボックスやタックルボックスを積んだら、え?スペースこんだけ?って意外に思うかもしれません。なので最大人数大人4名とありますが、釣りを想定するのであれば、大人2人子供1人くらいが限度でしょう。
PVC素材で出来ており、厚みが0.55mmあるため比較的丈夫に出来ています。また、腰かけ板、ロッドホルダー、フットポンプ、キャリーケース、オール、船外機マウントが標準装備されているため、これを買えばあとは船外機を用意するだけです。
デメリットは底面に木板や丈夫なドロップステッチ呼ばれるインフレータブル式の底板がないため、足場ぐにゃぐにゃして不安定です。オールを固定する部分がただ穴が開いているだけで、その穴に固定するタイプです。これは緊急時にオールが必要になった場合非常に漕ぎにくいです。初めての出艇前に少しコツを掴む練習が必要でしょう。ただ、値段の比較的安く丈夫な素材であるため、最初のボートとしては非常にオススメです。
ボートの周囲を囲うように補強がされているため、多少岸壁にぶつかったりしても安心でしょう。
雑貨の国のアリス ゴムボート
自分が初めて購入したボートはこれでした。
基本的な性能はアクアマリーナのゴムボートと変わりません、付属品も買い足す必要がないくらい用意されています。このボートは20cm程度の底板が4枚付属しており、船首と船尾の50cmくらいはぐにゃぐにゃしますが、ある程度の足場の安定感が確保されています。
デメリットとしては腰掛け板が付属していないため、自作する必要があることと、付属のインフレータブルシートがかなり貧弱で安定感も全然ないため、すぐ捨てることになると思います。釣りをするならシートの安定感は欲しいところです。
ただ2万円ちょっととかなり安価に購入できますのでお金に余裕のない方はこれで一度試してみてもいいかもしれません。
これもやはり釣りをするのであれば2人が限界でしょう。最大人数ー1人がマックスだと考えておくとよいでしょう。
こちらもオールはかなり漕ぎにくいです。半分にして友人と両サイドに座り漕いで凌いでいました。
この商品はたくさんのラインナップから自分の好みに合う大きさのボートを選択可能です。オススメは2人で釣りするのであれば2.6mの空気デッキ底板タイプです。かなり丈夫なドロップステッチ構造になっているため、空気を入れるとカチカチになって足場がかなり安定します。
4万円以上しますが、これのデメリットはオールの漕ぎにくさくらいかと思います。釣りをするうえでオールを使用しなければいけないような非常時以外でのはストレスはあまり感じないでしょう。
HEWFLIT Fkstyle フィッシングボート
今まで紹介したゴムボートとは違い船尾に板状のものがついているタイプとなります。船外機は重さがあるのでガソリンタイプの船外機だとこちらの構造のものが良いのではないでしょうか。耐久性が抜群にあると思います。その分若干スペースが狭くなっているので荷物の載せすぎには注意が必要です。
また、こちらはオールを固定する部分が回転する構造になっているため、非常に漕ぎやすい構造のボートであると言えます。ロッドホルダーがないので自分で艤装して装着するなど工夫が必要ですが、非常にオススメのボートとなります。安心感もあり、ストレスのない釣行となるでしょう。
サップ編
アクアマリーナ DRIFT フィッシングサップ
自分が所有しているのがこのサップです。
こちらのサップは3気室構造になっており、安定感が抜群です。メインフロアにサイドフロートがついているような感じです。サイドが少し膨らんでいるので風の影響は受けやすいですが、乗っていて非常に安心感があります。ふとした瞬間にバランスを崩して落水する可能性があるのがサップですが、これはそのリスクがゼロに近いと思います。うねりの大きい日でもバランスを崩すことはありませんでした。さらに、最初からロッドホルダーが2本分ついており、ロッドを装着するなり、ランディングネットを装着することが出来て安心です。
またアクアマリーナというブランドの安心感もありますのでオススメします。
こちらのサップでの速度ですが、早歩きくらいのスピードは出せるかと思います。時速6~7kmくらいは出るのではないでしょうか。
進むときはなるべく横風を受けないように注意しましょう。
雑貨の国のアリス ペダル式パドルボード
kumaforest ハイブリッドボード
こちらのサップは非常に安価な上にフィッシングサップとしても優秀です。座る部分に少し段差があるような構造になっているので、ルアーケース等を落水の心配なく置くことも出来ます。サップだと基本フラットになっているのでどうしても道具の落水が心配になりますよね。
また、重心が低くなることでバランスを崩す可能性が減ります。この構造はそういった面でもメリットがあります。
またシートを使用しなければ少し腰掛けるような感じにも出来るかと思います。
このサップの存在をもっと早く知っていたらこれを選んでいたかもしれません。デメリットとしてはメーカーの知名度がないところと、サップの形状が先細りになっているので安定性は他のサップと比べると劣るかと思います。値段で選ぶのであればこれがよさそうです。
GOTURE フィッシングサップ
こちらはロッド等も販売しているGOTUREのフィッシングサップとなります。中国製ロッドでは比較的知名度の高いブランドです。
1つ前に紹介したサップと値段はさほど変わりません。フィッシングカヤックとしては十分な機能を持っており、こちらの場合はフラットなシンプルなサップです。値段・機能面・ブランド知名度、総合的にバランスがよいサップではないでしょうか。
GOTURE フィッシングサップ Ver.2
カヤック編
アクアマリーナ カリバー CA-398
これも所有しております、こちらはカヤックタイプでシートが付属しています。
注意していただきたいのが、パドルがついていないことと、ロッドホルダーが別売りです。私はまだ購入していないですが、マウントベースがついているのでそのうちパーツを購入したいと思います。
サイズがでかいのでこれは2人乗っても大丈夫です。1人なら十分な余裕もありますし、2人でも釣りに支障がない程度のスペースがあるでしょう。子供が大きくなってきたら一緒に乗ってみたいです。
使用感ですが、しっかりとしたパイプのイスが付属しておりますので、パドリング時の安定感があります。
また、荷物が載せやすいことと、水しぶきが入ってくるのをガードするパーツが付属しております。
釣りをするには非常にバランスの良いカヤックとなっています。
アクアマリーナ(AQUA MARINA) Tomahawk AIR-K 375
こちらもアクアマリーナのインフレータブルカヤックです。
こちらは釣りに特化したわけではないですが、推進力の高いモデルとなります。他のカヤックと比べると若干不安定ではあるものの、めちゃくちゃ横揺れするという感じではないです。以前同じタイプのカヤックを使用したことがありますが、水をかく能力に長けているので、推進力を重視する方にはオススメです。
ただし、ロッドホルダーなどはつけることが難しいのでタックルボックスなどを用意してそこにロッドホルダーを搭載したほうが良いかもしれません。
アクアマリーナ(AQUA MARINA) Betta BE-312
こちらもアクアマリーナ。アクアマリーナはラインナップが豊富で品質も高いので良いですね。
比較的安価なモデルとなります。
必要最低限の装備はそろっていますが、釣りに特化しているわけではないので若干荷物のスペースには不安がありそうです。15Lのクーラーボックスがおけるかどうかといったところでしょう。
初めてのインフレータブルカヤックとしてはいいかもしれません。なるべく安価に安心にとりあえず沖に出て何かをしてみたいという方はまずこれからスタートしてみてはいかがでしょうか。
アクアマリーナ(AQUA MARINA) Laxo LA-285
こちらもおなじみアクアマリーナです。このモデルは保護カバーが付属しているモデルとなります。
磯エリアや牡蠣殻がたくさんあるような場所で効果を発揮してくれます。
傷などが心配な場合はこちらのモデルを選択するとよいでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。インフレータブル式のボートやサップは収納場所もとらず、気軽に沖に出ることが出来る最高のレジャーアイテムです。自身の経験から激安でオススメ出来るものを12個ピックアップしてみました。
安全上の問題がありますので、不安な方は昔からあるアキレスやジョイクラフトのボートを選ぶと良いでしょう。
購入後のエア漏れチェックはお忘れなく!!
一度自宅で膨らましてから24時間は様子を見て漏れがないか必ず調べましょう。