・電車で釣りに行くときのリュックを探している
・どれくらいのサイズのリュックが最適かわからない
電車釣行で釣りに行きたいけど、どんなスタイルで行くべきか悩みますよね。そんななか僕がオススメするのはリュックスタイルでの移動です。
釣り専用のバッグを10個以上所有している私が、実際に使用しているリュックの経験をもとにオススメの商品を選定しましたので参考にしてください。
電車釣行でのリュックの容量は?
釣りのスタイルにもよりますが、適切な容量としては大体25~35Lまでで選ぶと良いでしょう。
25L未満だと着替えなどを入れるには小さすぎるし、35Lを超えてくると持ち運ぶことが大変になってきます。
ルアー等比重の高い金属等を持ち運ぶのであまりに荷物を増やしすぎて身体を壊さないように気を付けましょう。
オススメの機能
防水性
やはり釣りに使用するリュックとして必須な機能としては防水性です。突然雨が降る場合もありますし、地磯等に行くと波しぶきが飛んでくる場合もあります。
完全防水である必要はありませんが可能な限り防水性の高いものを選ぶようにしましょう。
特に止水仕様のファスナーを採用しているか、採用していない場合防水性の高い生地でファスナー部分が隠れているかなどをチェックしてみてください。
止水ファスナーも防水性が上がって良いのですが、どうしても開閉が硬くなってしまいます。
大雨の中で釣りや移動をする可能性が低い方は通常のファスナーでも良いかもしれません。これは好みで別れるので慎重に選定してください。
スピンドル
アウトドア用のリュックなどにはよく付属していますが、いわゆるゴム紐です。ウェアなど嵩張るものをリュックの外側に縛り付けることが出来、内部容量を使用せずに済みます。
気温の変化でウェアを1枚脱いだ時など、これがあると非常に役に立ちます。
例えば行き帰りの釣り場の移動時など歩くとだんだん暑くなりますよね。その際にちょっと脱いでまた釣り場で着るといった状況で私の場合はよく使用しています。
モール(MOLLE)
ミリタリーテイストのバッグなどによく付いているものですが、ベルト程の太さの布をバッグに縫い付けてあるものです。
ここに別のポーチなどを取り付けることで容量を拡張する等各々の好みにあった機能を付加していくことが可能です。
カラビナなどを付けておけば簡単に物をぶら下げたりすることも出来ますのであって損はない機能です。また、バッグ自体の強度も上げてくれる効果もあります。
胸ベルトおよび腰ベルト
一番良いのは胸と腰のベルトで2点で自分の体にリュックを固定できる商品ですね。足場の悪い場所を通っていくとき等は重宝します。
登山や渓流釣りで崖を登ったりなどの経験を10年以上しておりますが、やはりこういう場面で2点で固定するのは有効です。
リュックが揺さぶられてバランスを崩さずに移動することが出来るので安心して移動が可能となります。出来れば胸と腰にベルトがあるものが良いです。
ファミリーフィッシングで行きやすい場所などでは特に意識する必要はないでしょう。
カラビナを取り付けられるD管等
D管とはリュックに取り付けられた輪っかのことです。文字通りアルファベットのDの形状をしていることが多いのでそう呼ばれています。
これがあるとここにカラビナを付けてポーチを付けたり、伸縮可能なピンオンリールを付けてフィッシュグリップやプライヤー等を付けたり、拡張性や釣りでの利便性が向上します。
ロッドホルダー
ロッドホルダーは必ずあると良いですね。下側がポケット状になっており、ベルト2点で固定できるくらいのものが安心感があってオススメです。
ただし、固定したくて締め付けすぎると中でロッドが圧迫されて破損する場合もあるので締めすぎ厳禁です。
ドリンクホルダー
なくても良いかと思いますが、あると便利なのがドリンクホルダー。
ドリンク専用というより、ロッドケースホルダーと同じ形状で両サイドにある商品等もありますのでそのようなタイプの方が様々な用途に対応できますので汎用性が高いです。
デザイン性
気に入ったデザインのもので良いかとは思いますが、ファッション性が高い物をなるべく意識して選ぶようにしましょう。
一般の方の日常に溶け込めるようなスタイルを目指すと良いでしょう。電車釣行はどうしても多くの方と接触します。
なんだかこの人清潔感ないな…、あまり近づきたくないな…と思われないようにしたいですね。タウンユース可能なデザインが好ましいです。
電車釣行にオススメのリュック18選
アブガルシア システムバックパック 25L
有名釣具メーカーの商品だけあって、これを選んでおけばまず間違いないでしょう。
私自身もこれを愛用しています。完全防水ではないですが、撥水加工が施されており、スピンドルやロッドホルダーなど拡張性の高い機能が豊富です。
経験上よほどの土砂降りでなければ中に浸水する心配はないでしょう。何度か雨の中使用したことがありますが、内部への浸水が気になったことはありませんでした。
また天面内側にポケットが付属しており、リーダーなどの小物類も収納可能で、仕掛けケースも付属しています。
几帳面な方にはここにフックなどを収納して分けて収納が出来るのでこれもオススメです。私の場合は大雑把なのでこの仕掛けケースは外して使用しています。
容量:25L
機能性:★★★★★
防水性:★★★☆☆
耐久性:★★★★★
タウンユース:★★★★★
値段:6,500円~10,000円
カラー:グレー、ブラック、ベージュ
備考:撥水加工、2室構造(1室に変更可)、スピンドル、天面ポケット、背面ポケット、ロッドホルダーおよびドリンクホルダー両サイド2か所、D管、仕掛けケース、反射材、胸ベルト
DRESS フィッシングリュック 25L
こちらも釣具メーカーとして有名なDRESSが販売しているリュックです。アブガルシアより後発なのでアブガルシアのシステムバックパックを参考にして開発したのではないでしょうか。
DRESSタックルボックスマルチというEVAケースがピッタリ収納出来るのでそれと合わせての購入がオススメです。専用設計ですので無駄なくシステマチックに収納が可能となります。
背面ポケットにはルアーを裸のまま収納可能なルアーベースがありますが、これは使い勝手が良いかと言われると微妙です。
そのままケースに収納するのが無難でしょう。普通の背面ポケットにして欲しかったですね。
この機能とEVAケースをピッタリ収納したい方、デザインに魅力を感じた方はこちらがオススメです。スピンドルも天面ではなく背面に付いていますので厚みが出てしまうところが個人的には気になります。
もう一点アプリで魚のサイズが計測可能になる爆釣メジャーというワッペンが付属していますのでその機能性は他のリュックにはない特徴ですね。
DRESSが販売している釣具(プライヤー、ロッドスタンド、リールスタンドなど)を所有していますが、どれも非常に造りが良い印象があります。メーカーとしての安心感も購入者目線としては良いポイントですね。
容量:25L
機能性:★★★★☆
防水性:★★★★☆
耐久性:★★★★☆
タウンユース:★★★☆☆
値段:6,500円~8,500円
カラー:DRESSレッド、グラファイトブラック
備考:防水素材、2室構造(1室に変更可)、スピンドル、天面ポケット、ルアーベース、爆釣メジャーワッペン、D管、背面ポケット、天面ポケット、ロッドホルダーおよびドリンクホルダー両サイド2か所、胸ベルト
DRESS フィッシングリュック(防水ブラック)
こちらもDRESSの商品です。ターポリン素材を採用しており防水性と耐久性が非常に高い商品となります。また、胸と腰の2か所にベルトがあるので移動時の安定性は抜群です。
D管もリュックの複数個所についておりフィッシュグリップなどをかけておくのによさそうです。ただ電車内ではそのようなツール系は中に収納したいですね。
少し問題なのはロッドホルダーが簡易的な感じで裸で差し込まないといけないところです。ロッドケースに収納した上でリュックに括り付けるには少し工夫が必要な商品となります。
背中のクッション性が高くメッシュ素材にもなっているので背中への負担も軽減され快適に背負うことが出来るでしょう。
容量は25Lあります。ターポリン素材は伸びがないのでそのあたりは道具の収納において心配なポイントです。
また、スピンドルなどでリュックの外に収納出来る場所が少ないため、これだけでは容量としては若干不安があります。
開口部はロールトップ式ですので最悪広げて収納をすることは出来ますが防水性が下がるのであまりそのような使い方はしたくないですね。
容量:25L
機能性:★★★☆☆
防水性:★★★★★
耐久性:★★★★★
タウンユース:★★☆☆☆
値段:8,500~11,000円
カラー:防水ブラック
備考:防水素材、1室構造、メッシュポケット、背面ポケット、プライヤーホルダー、簡易ロッドホルダー、D管、胸ベルト、腰ベルト、反射材
FISHBOMB フィッシングリュック 30L
こちらはほぼアブガルシアのシステムバックパックと同じですね。デザインもシンプルで良いです。
撥水素材ではありますが、ナイロン製でPVCなどと異なるため、防水性は低いです。
ただ裁縫が甘い印象があり、ハズレ個体を引いてしまうとリュックの糸が解けてくるでしょう。総重量がどうしても重くなってくるので耐久性の低そうな商品はなるべく避けたいところです。
ただ値段が安いのとショルダー部分にポーチが付属しているのでその点はメリットですね。そこまで大きな価格差もないので、長く使うならアブガルシアを選んだ方が無難でしょう。
アブガルシアとの大きな差はロッドホルダーの部分が左右で形状が異なるところですね。右側はロッドケースを固定出来ますが、右側は径の細いものしか固定出来ないので、ランディングネットやロッドを裸で固定する感じになりそうです。
容量:30L
機能性:★★★☆☆
防水性:★★☆☆☆
耐久性:★★☆☆☆
タウンユース:★★★☆☆
値段:5,000~6,600円
カラー:ブラック
備考:2室構造(1室に変更可)、天面ポケット、背面ポケット、ロッドホルダーおよびドリンクホルダー両サイド2か所(左右で異なる)、D管、胸ベルト、ポーチ付き
ダイワ(DAIWA) Spectra(R) バックパック 30L
釣具メーカーの商品にしてはデザイン性の高い商品ですね。少し前に若者の間で流行っていたARC’TERYX(アークテリクス)を彷彿とさせるようなデザインです。シンプルでカッコいい印象があります。
これはタウンユースとしてはバッチリだと思います。ダイワのロゴも控えめで釣り用のリュックという感じが抑えられてて良いですね。
スピンドルはないですが、リュック自体に厚みがあるのでしっかりと量が入るリュックです。また、腰ベルトも付属していますので移動時にブレないのもポイント高いですね。
正面や底面等には強度、軽さ、を追求したSpectra®ファブリックスを使用しており、強度軽さ、撥水性を備えたX-pac素材をその他の部分に採用しております。
このデザイン性の高さと機能性の高さは非常にバランスが良いですね。釣具メーカーもオシャレさは追求していかなければいけませんね。
カバンの内部構造等のインプレがないのが残念です。在庫があまりないようなのでもし実物を見る機会があれば確認してみます。内部画像が公表されていないのでもう少し詳細情報をダイワさんも出してほしいですね。
容量:30L
機能性:★★★★☆
防水性:★★★★☆
耐久性:★★★★★
タウンユース:★★★★★
値段:16,500円
カラー:ブラック、ブラックカモフラージュ
備考:天面ポケット、背面ポケット、ロッドホルダーおよびドリンクホルダー両サイド2か所(左右で異なる)、D管、胸ベルト、腰ベルト
mazume×AIMS ウォータープルーフザック 40L
こちらは40Lと少し容量が大きくサイズ感も出てくるので電車にはあまり向いていないかもしれません。釣り具メーカーが販売しているリュックなので紹介はしておきます。
ターポリン素材を使用しているため防水性は非常に高いです。1室構造で荷物を何も気にせずどんどん入れたい人には良いですね。
ただ。ロッドホルダーの耐久性が弱いです。また、ロッドホルダーの下部がポケット状になっておらず、ベルトしかないため、ロッドケースの固定に若干の不安があります。地磯などの釣行に特化しているリュックといった印象です。
胸と腰のベルトが2か所ついているのは良いポイントですね。
背面に大きめのポケットもついているのでそこをうまく使えるかどうかですね。
容量:40L
機能性:★★☆☆☆
防水性:★★★★★
耐久性:★★★☆☆
タウンユース:★★☆☆☆
値段:10,000~11,000円
カラー:ブラック
備考:防水素材、背面ポケット、ロッドホルダー(両サイド2か所)、胸ベルト、腰ベルト
Linha MSB-29UM SYSTEM BACKPACK “THE TITAN” 25L
こちらはLinha(リーニア)というフィッシングバッグメーカーのリュックとなります。
防水素材を使用しているため、防水性の高さはもちろんのこと、本体内部で2室に変更可能となっております。
使い勝手が良いのはサイドに本体内部にアクセスできるポケットがついており、タックルボックスをそこから取り出すことが出来ます。リュックタイプで奥の方にボックスがあると取り出すのが大変ですよね。そんなな悩みを解決してくれる商品です。
また、そのポケットを開けた内側にも小さいポケットがついており、小物を収納することが出来、細かいところまで使い勝手の良さが行き届いております。
ロッドケースはベルトがないため、サイドに工夫して取り付ける必要があります。モールがあるのでカラビナ等を取り付けやすい構造になっているため、それで2点止めするだけでもなんとかなるでしょう。
天面がハード素材となっており、ルアーチェンジをする際などの作業台として使用することも可能です。拡張性が高くオプションパーツ等もいろいろ販売されてますので気になる方はそちらも検索してみてください。
注意していただきたいのはGRAYCAMOカラーに関してはナイロン素材であるため防水性が低く、注意が必要です。BLACKかCOYOTEの方がデザイン的にファッション性も高いため、その面でもGRAYCAMOはあまりオススメ出来ません。
容量:25L
機能性:★★★★☆
防水性:★★★★☆
耐久性:★★★★★
タウンユース:★★★★☆
値段:21,780円
カラー:BLACK、COYOTE、GRAY CAMO
備考:防水素材、スピンドル、D管、胸ベルト、2室構造(1室に変更可)、天面作業台、自立式、モール
Linha STP-01 STREAM BACKPACK “THE BUSH MASTER” 20L
こちらもLinha(リーニア)のリュックとなります。
こちらは渓流釣りの専用なかでもネイティブトラウト専用設計モデルです。藪漕ぎする際にランディングネットが枝などに引っかからないような機構を搭載していますが、海釣りの場合よっぽど必要ありませんね。
源流釣行を想定しているため、機動力は抜群です、脱着式ウエストベルトを搭載しており、胸と腰の2点で固定することが可能で、必要に応じて腰のパーツを外すといったことも出来ます。
ネイティブ専用設計とだけあって、片道5~6時間の遡行を想定しているため、背負い心地には非常に力を入れており、人工工学に基づいた専用インナーパネルが搭載しております。歩いて移動する距離が多い電車釣行においても快適に移動出来るでしょう。
拡張性が非常に高く、貫通式のロッドホルダーや緊急時用にホイッスルが付属していたりと他のリュックではなかなかない装備もあります。
特に見た目がスタイリッシュでおしゃれな印象もありますよね。
なかなか持っている人は少ないため、人と違うおしゃれなリュックでいきたい人はこちらはオススメです。
注意点としては、防水性はあまりありません。そもそも浸水する状況を想定しているためです。ただ排水用のファスナーが搭載されていたり、本体上部にフローティングスペースもあり、カメラなどの電子機器等を水没から守ってくれる機能として使用出来ます。
容量:20L(背面ポケット3L)
機能性:★★★★★
防水性:★★☆☆☆
耐久性:★★★★★
タウンユース:★★★★☆
値段:24,750円
カラー:GRAY、KHAKI、CAMO
備考:背面ポケット、ロッドホルダー(両サイド2か所)、胸ベルト(ホイッスル付き)、腰ベルト、排水用ファスナー
Hitotoki Works Ainu BAG PACK 20L
これは先ほど紹介したLinhaの別注モデルです。アイヌ柄をモチーフにした背面カバーとなっており、デザイン性の非常に高いモデルとなっております。
先日釣りハックTVに出演していた、インスタグラムでフォロワー驚異の11万人越えの女性アングラーとして有名なMINAさんがその際に使用していたモデルです。
私もネイティブトラウトアングラーであるため、つい1週間ほど前にそのリュックの存在を知り、すぐに注文してしまいました。また後日別の記事で細かく詳細を記載します。
機能としてはLinhaのものと同じであるためここでは詳しくは割愛しますが、天面の止水ファスナーの開けづらさや、ロッドホルダー周辺のスピンドルなど開口部が天面の背中側から開くなど通常の開き方とは異なるので慣れが必要なリュックだと感じました。
容量:20L(背面ポケット3L)
機能性:★★★★★
防水性:★★☆☆☆
耐久性:★★★★★
タウンユース:★★★★☆
値段:26,400円
備考:背面ポケット、ロッドホルダー(両サイド2か所)、胸ベルト(ホイッスル付)、腰ベルト、排水用ファスナー
Amazonや楽天等では販売していないため、ヒトトキワークス公式オンラインショップでの購入が必要です。
サンライン (SUNLINE)スプリットザック SFB-1001 24L
サンラインはラインを主に販売しているメーカーとなりますが、アパレルのラインナップも多めですのでリュックやポーチなどの小物も販売しています。
こちらは鞄上部がフラップ式で簡単に開閉出来るのが良いですね。素早くバッグの中にアクセス出来そうです。また、サイドにもファスナーがついており、中の荷物にアクセスが可能です。
しかしながらサイドへのロッドケースの取り付けは難しそうです。ドリンクホルダーはありますが、ロッドケースを取り付けるとなると幅が狭い印象です。また、ベルトがないのでサイド部分への拡張性はないです。ドリンクとポケットに小物を収納するくらいしか出来ません。
また、左と右のサイドのデザインも異なります。背中側から見て右側にドリンクホルダー、左側に小物ポケットとメッシュポケットが配置されています。
このデザインでサイドにベルトが付いていたら電車釣行用のリュックとしては、完成度がかなり高かったと思うのですが、そこが残念なポイントです。
上部にスピンドル、背面にモールを配置しておりますので、そこの拡張性は高いですね。鞄の内部への素早いアクセスを重視したい方は選択肢としてありだと思います。
容量:24L
機能性:★★★☆☆
防水性:★★★★☆
耐久性:★★★★★
タウンユース:★★★★☆
値段:11,000円~18,000円
カラー:ブラック
備考:防水素材、2室構造(1室に変更可)、スピンドル、モール、天面ポケット、サイドポケット2つ(メッシュ、ファスナー)、ドリンクホルダー、D管
ダイワ エメラルダス タクティカルバックパック(C)24L
ダイワのエメラルダスといえばエギングのブランドですよね。山田ヒロヒト氏が監修したエギングに特化したリュックです。エメラルダスのイメージカラーであるエメラルドグリーンが所々に配色されています。
特徴的なところは本体下部収納が簡易保冷室となっているところ。左右どちらからもアクセスが可能で、内部にアルミシート加工が施されており、保冷機能を追加しています。ただし防水ではないので魚やイカを入れる場合はジップロックなどの袋に入れる必要があります。
イカはジップロックでも良いかもしれませんが、魚となると新聞紙などでしっかり巻いた上でジップロックに入れる等工夫が必要です。ヒレでビニールに穴が開いて漏れてくる可能性も高いので魚の場合はシンデレラフィットするケースなどが100均とかで見つかると良いですね。
雨対策としてレインカバーが最初から付属しています。リュック自体の素材はナイロンですが、本体内部への水の染み込みを抑えるコーティングも施されており、小雨程度ではそのままでも問題なく、本降りになったときもレインカバーがあるので安心です。
サイドにはランディングネットのシャフトを付ける側とモールが配置されている側とで機能が異なります。しかしながら、電車での移動を考慮すると、出来ればロッドケースの中に一緒にシャフトは収納しておきたいところです。
身体へのフィット感を重視しており、ショルダー部分にベルトが付いていたり工夫がされています。
また、容量の調整が可能で、背面のファスナーを開けると内部収納容量が増える構造になっています。
こちらは2024年7月発売の物ですが、ちょこちょこデザインが変わるため注意が必要です。現物をみて購入するのが無難な商品といえます。
容量:24L
機能性:★★★★☆
防水性:★★★★☆
耐久性:★★★★★
タウンユース:★★★☆☆
値段:14,000~16,500円
カラー:ブラック、グレー
備考:撥水コーティング、2室構造(1室保冷機能付き)、スピンドル、モール、ランディングネットホルダー、レインカバー
[ストリームトレイル] Dry Tank 40L D2
ストリームトレイルという防水性の高いバッグを主に製造しているメーカーです。多くの商品が亜熱帯気候であるタイで生産されており、高温多湿で激しいスコールなどをともなう環境でフィールドテストがされています。
容量としては少し大きめのバッグですが、25Lのものもあるのでもう少しサイズの小さい物がよいという方はそちらを選んでください。
おそらく開口部をロールしていない状態での容量が40Lなので実際には35Lくらいになるのではないでしょうか。
ロックショアをする方は結構使っている方も多い商品となります。防水性は高いですが、若干底面の素材が薄いので地磯に置いた場合の強度に少々不安があります。
また、背面ポケットは止水ファスナーが使用されているものの浸水してくる場合もありますので注意が必要です。財布などはしっかりメイン収納スペースに入れておいた方が良さそうです。
カラーラインナップが6色と豊富なので他には中々ないカラーを選択できるのが良いポイントです。
容量:40L
機能性:★★★☆☆
防水性:★★★★★
耐久性:★★★☆☆
タウンユース:★★☆☆☆
値段:13,000~15,500円
カラー:ブラック、ブルー、エメラルド、オリーブ、イエロー、ホワイト
備考:防水素材、止水ファスナー、背面ポケット、胸ベルト、腰ベルト、D管、ロッドホルダー(両サイド2か所)
Karrimor contour 27L
カリマーといえば登山バッグのメーカーですね。両サイドに容量のある深いポケットがあるのでロッドケースを固定するのに有効です。もしケースが太くて入らない場合でも再度ベルトが2つあるので十分固定が可能です。
様々な人にフィットするように、独自の背面調整システムを搭載しております。また、この機能はリュックを背負ったまま調整が可能なので機動力を必要とする釣行でもすぐに調整が可能で快適なフィッティングを得ることが出来ます。
さすが登山用だけあってしっかり胸ベルトと腰ベルトの2点止めが可能です。アクティブに動くにはもってこいですね。腰ベルトを収納出来るポケットもあるので不要な場合はコンパクトに収納することも可能です。
腰ベルト両サイドに小型のポケットを採用しており、小物の収納も可能です。
リュックの底の部分から本体内部にアクセス可能なファスナーも搭載されており、奥の方に収納しても容易に取り出すことが出来ます。
また、スピンドルも背面にあるのでウェアの収納などに使えたりもしますね。山登りにも釣りにも万能に使えて比較的万能かつ拡張性の高いリュックです。
防水性にかんしては撥水コーティングがなされているだけなのでレインカバーがあったほうが無難です。
容量:27L
機能性:★★★★☆
防水性:★★★☆☆
耐久性:★★★★☆
タウンユース:★★★☆☆
値段:17,000~25,000円
カラー:ブラック、ブルー、エメラルド、オリーブ、イエロー、ホワイト
備考:撥水コーティング、スピンドル、胸ベルト、腰ベルト、D管、ロッドホルダーおよびドリンクホルダー(両サイド2か所)、背面ポケット、ボトムアクセスジッパー、腰ベルトポケット(両サイド2か所)
KIU K304 28L
キウは『自然を感じながら、カルチャーを感じながら外遊びを楽しむ』をコンセプトにしているアウトドアアパレルブランドです。
アパレル商品の取り扱いが豊富で価格帯も10,000円以下の商品が多く、リュック以外を選ぶにしてもファッション性の高い物が多いのが特徴です。
商品としてはアブガルシアのシステムバックパックのスピンドルが天面ではなく背面にある版といった感じですね。
ファスナーは止水のタイプを採用していますが、アブガルシアと違い、ファスナーの上から布で覆われていないので強い雨が降ると少々浸水しやすいかもしれません。
容量:28L
機能性:★★★★★
防水性:★★☆☆☆
耐久性:★★★☆☆
タウンユース:★★★★☆
値段:8,000~10,000円
カラー:ブラック、オリーブ
備考:撥水加工、2室構造(1室に変更可)スピンドル、胸ベルト、D管、ロッドホルダーおよびドリンクホルダー(両サイド2か所、水抜き穴あり)、背面ポケット、反射材
がまかつ ランガン バックパック 30L LE304
こちらのリュックは開口部が41cmと広く開くので中の荷物が取り出しやすいです。またバッグのサイドにも中にアクセスできるファスナーがあり、リュックを背負いながらでも荷物を出し入れ可能です。
スピンドルがないので容量に若干の不安がありますが、それ以外は不安な点はありません。ポリエステル素材で防水性も高くファスナーも簡易防水仕様となっているので大雨に打たれない限りは問題ないです。
腰ベルトは見えませんが収納可能で実際には付属しています。腰ベルトがあるのはやはりありがたいですね。
素材の違いなのか判りませんが、注意点としてはブラックが1270gでカモブラックが1160gと100gも違いがあります。気にしない方は100g程度では全く気にしないと思いますが、グラム単位で装備の調整している方は注意が必要です。
ロッドやアパレルなどがまかつ商品をいくつも所有していますが、よく考えられている商品が多く品質の良い物が多いのでブランドとしての安心感は高いです。長持ちしなさそうな商品には当たったことがありません。
値段:8,000~10,000円
カラー:ブラック、カモブラック
備考:撥水加工、胸ベルト、腰ベルト(収納可能)、D管、ロッドホルダーおよびドリンクホルダー(両サイド2か所)、サイドファスナー、背面ポケット
Foxfire リバースカウトパック25L
こちらは渓流用のリュックとなります。藪漕ぎ時にネットを収納出来るスペースが背面に搭載されています。スピンドルはないのですが、このスペースにウェア等を一時的に収納することが可能です。
両サイドにロッドホルダーおよびドリンクホルダーもしっかりありますので必要な装備は整っています。小物収納用のセパレートポケットが背面ポケット内に多数あり、システマチックな収納が可能です。
25Lですので容量としては若干物足りないかもしれませんね。ショルダーポーチ等の拡張パーツが他にも販売されていますのでそれを取り付けるなどしても良さそうです。
やはり渓流用だけあって胸ベルトと腰ベルトがあるのは良いポイントですね。身体がブレずに移動することが出来るので機動力は高めです。必要がなければ腰ベルトは取り外しが可能です。
また、胸ベルトにはホイッスルが付いていますので何かあったときの緊急用としても良いですね。海に落ちてしまった場合など命を助けてくれるかもしれません。
防水性能は撥水力があるポリエステルでメイン収納部のファスナーは上から被さるような機構となっているのでそこからの浸水は少なそうです。背面ポケットについてはそのようになっていないのと止水ファスナーでもないので注意が必要です。
容量:25L
機能性:★★★★☆
防水性:★★★☆☆
耐久性:★★★★☆
タウンユース:★★★☆☆
値段:15,000~16,000円
カラー:カーキ、チャコール
備考:撥水加工、ランディングネット収納ポケット、胸ベルト(ホイッスル付)、腰ベルト(着脱可能)、D管、ロッドホルダーおよびドリンクホルダー(両サイド2か所)、背面ポケット(小物収納セパレートポケット多数)
ティムコ パックシリーズ バグアウト バックパック
こちらのリュックは内部の荷物にサイドからもアクセスが可能です。中央部分に仕切り版を設置することが出来、2室としても1室としても収納が出来ます。さらに天面の開口部すぐ下にファスナーで仕切りを設けることが出来るので最大3室にわけて収納が可能です。
2室タイプのリュックは多いですが3室に仕切れるものはなかなかないですね。
ドリンクホルダーの部分の底面にファスナーが付いており、下に長く拡張することが出来ます。これだとロッドケースをわざわざ用意する必要がないかもしれません。
柔らかい布で軽く巻かれていればロッド類はそのまま収納しても良さそうです。背中のところにランディングネットを収納できるような機構も搭載されており、よく考えられた商品だなという印象です。
サイドの開口部や天面の背中側などポケットが随所に配置されているのでよりシステマチックに収納可能なリュックです。
スピンドルがないので若干容量としては不安がありますね。
備考:天面ポケット、天面裏ポケット、背面小物ポケット、サイド裏ポケット、
カラー:サンド、カモ
価格:29,000~30,000円
and wonder ECOPAK 30L backpack
こちらはちょっとお高めですが、機能性も高くファッショナブルなリュックです。タウンユースにはバッチリですね。
and wonderは中価格帯のアウトドアアパレルブランドといった感じでしょうか。ファッション性の高さは紹介した中では一番ですね。レンタルも出来るようなので試しに借りてみるのもいいかもしれません。
ファスナーが特徴的で背面最下部から開口部まで繋がっており、思っている以上にガバッっと開きます。ここまで広げられるリュックは他にないかもしれません。また、背面最下部から開けることでバッグ内部の下側にある荷物にアクセスすることも可能です。
開口部周辺にベルトが付属しており、スピンドルのように天面部にウェアなどをのせてベルトで固定することが出来ます。これにより容量以上の収納力を得ることが出来ます。
また、天面のカバーも特徴的でこれが実は胸側に取り付けられるサコッシュとしても使用できます。山登りなどにはとても良さそうですね。海釣りの時はカバンを降ろして釣りをすると思いますので必要性はあまりありませんが、自宅から電車移動する中でのICカードを収納するパスケースや財布の収納などには非常に役に立ちそうです。
両サイドにポケットとベルトもあるのでロッドケースも問題なく収納出来そうですね。
重量が600gと非常に軽量なのもいいポイントです。UL(ウルトラライト)仕様ですので生地が薄い分耐久性に不安があるのと、ショルダーベルトに厚みが少ないところが、重い荷物を入れたときに負荷がかかりそうですね。
ファッション性は抜群に良いので、おしゃれな釣り人でありたい人は選択肢としてありですね。40Lタイプもあるので容量が心配な方はそちらを選びましょう。
耐水圧20000mmの防水性能がありますが、完全防水ではないので縫い目からの浸水は若干心配です。ただ、よほどの土砂降りでなければ問題ないでしょう。雨の時はサコッシュは天面に配置してください。
容量:30L
機能性:★★★★★
防水性:★★★☆☆
耐久性:★★★☆☆
タウンユース:★★★★★
値段:39,600円
カラー:ブラック、オフホワイト、ベージュ
備考:撥水加工、スピンドル(ベルトタイプ)、胸ベルト、腰ベルト、D管、サコッシュ、ポーチ、ロッドホルダーおよびドリンクホルダー(両サイド2か所)、背面ポケット、反射材、大開口ファスナー
おわりに
いかがでしたでしょうか?自身の電車釣行における経験から、所有している物をベースにファッション性、機能性、価格を基準に電車釣行にオススメ出来るリュックを選定してみました。皆様の電車釣行ライフの手助けになれば幸いです。